2010年8月29日

金比羅尾根でサスのセッティング(サグ編)

金比羅尾根で新車のサスの設定出しをしてきた。サスペンションは奥が深い。調整までにはしばらくかかりそうだ。

トレイルコンディション
気温32度C。路面はドライコンディション。いつも所々にある泥濘も乾いてしまっていて、完全なドライコンディションだった。こんなのは初めてかもしれない。完璧なコンディションだった。

FOX 32 TALAS 150 15QR RLCの調整
今使っているサスには以下の4つのパラメータの設定ができる。
  • ばねレートの調整(ばね定数の調整)
  • リバウンド調整(ポート特性の調整)
  • ロースピード・コンプレッション調整(オフィリス特性の調整)
  • ロックアウトの解除力の調整
自転車のサスの調整で厄介なのが、上記の設定とは別にタイヤの空気圧があること。タイヤの空気圧を下げれば、グリップ力が上がり乗り味はマイルドになる。空気圧を上げれば、グリップ力は落ち、乗り味は固くなる。サスペンションの調整をする前にタイヤの空気圧の調整が出来ているとサスの設定が出やすい。今回は、タイヤ(KENDA Nevegal DTC 2.3)の空気圧は、前後とも250psiに設定した。

ばねレートの調整(サグの設定)
サスの設定で一番重要なのはサグの設定だと思う。サグを設定するには、バイクに乗って安静にした状態でどれくらいサスペンションが沈み込むかどうかを確認して行なう。FOXのサスの場合は、体重に対するばね定数の表がマニュアルに記載されている。私の体重は体重70kgなので、標準は60psiとなっているが、購入初期のサスペンションの慣らしを行なうため、55psiを指定した。この状態でのザグ量は40mmだった。適正値は、38mmだったので、まぁOKでだろう。

サグを出すときの注意点
簡単にセッティング時の注意点をメモしておく。
  • リバウンド特性は最も弱い設定とする事。
  • ロースピード・コンプレッションは最も弱い特性とする事。
  • サグ出しで乗った後に軽く前後に車体を動かした方がいい。ロースピード・コンプレッションが最弱でも、サスが動かない事があるため。
  • 座った状態で行なう。スタンディング状態では前輪に加重がかかりすぎる。
  • 作業はライダーと補助者の2名で行なうとやりやすい。補助者は前輪とハンドルを支えて、バイクが静止状態で倒れるのを防止する。

2010年8月2日

Chromag Stylusのシェイクダウン!!

待ちに待った新バイクが納品。フレームはChromag Stylus。パーツはSLXとSAINTベース。今年の夏はコイツでガッツリ乗ります。BIKE Shop 玄武さん、ありがとうございます。
写真で見ると、少し小さめのフレームに見えるかもしれないが、コレでもトップチューブ(水平換算)は22inchもあったりする。ハードテイルなので、本気で攻める時は、サドルをググっと下げられるのがポイント。

そして金比羅尾根へ
セッティングも兼ねて、定番コースの金比羅尾根へ。気温35度。下山(したやま)では風がほとんど吹かないので、猛烈に暑い。あまりの汗の量で速乾シャツの汗がズボンまで垂れてビチョビチョになってしまい、股間の辺りに微妙な汗染みを作るくらい暑い。4時間の行程で、水は2.5リットルを消費した。すげーペースだわ。

トレイルは、前日の雨のおかげで、ミディアムコンディション。木の根や岩場が濡れていて慎重なライン取りが要求された。正直、コレ系のバイクのシェイクダウンには、あまり適していないコンディションだった。

新車のレビュー
正直、差が分からない人なので、簡単にレビュー。
  • フレーム:Chromag Stylus S size
    文句無し。多少固めのフレームだが、ガチガチに固い訳ではない。一応、クロモリのフレームだけど、クロモリらしい「しなり」はほとんど感じない。トレイルバイクとしては、いい味付けだと思う。
  • ブレーキ:Shimano SAINT BR-M810, BL-M810, SM-RT76
    160mmのローターなのに死ぬ程利く。指1本でフロントが余裕でロックする。殺人ブレーキだわコレ。
  • フォーク:FOX 32 TALAS 150 15QR
    150mmをメインに使用。良く動く。セッティングが出ていないけど、問題なし。ステムが35mmだから、前輪に加重が行かない分だけ、エア圧を若干低めにしておけばさらに快適になるだろう。
  • ホイール:HADLEY DH 15(前後とも)
    とにかく剛性感がすごい。特にリアはコーナー時の安定性に影響していると思う。フロントも横剛性が高くて変な捩れがほとんど無かった。
正直、あまりにも「普通」に乗れてしまって、拍子抜けした感じがする。凄く快適でいつもより速度がガンガン出ているんだけど、それを感じさせない安心感がある。コーナーもニュートラルに曲がるし、ドロップもしっかりこなす。ラインもしっかりと取れるし、コントロールしやすいバイクだと思う。

特に、金比羅山を超えてからの半舗装路の高速スイッチバックでは、剛性感から来る余裕が感じられた。カーブでフロントやリアに捩れが発生しないので、曲がりたい方向にダイレクトに反応する。かと言って固い訳でもない。いつもより飛ばしても怖くない、そういった安心感があった。

今後の課題
今後の課題としては、初期の設定の甘さを改善する必要がある。まだまだ、機材のパフォーマンスが出ていない。ポイントとしては、
  • ドライ用タイヤのチョイス
    先日買った、KENDA Excavator 2.1 DTCに入れ替え予定。
  • ステムの交換
    登りが辛かったので、50mm程度のステムに変更した方が良いかも。しばらく様子を見て判断。
  • フロントサスのセッティング
    ザグは適正値だが、中・低速の路面追従性に難があるような気がした。少しエア圧を下げた方がいいかも。
  • ライディングフォーム
    前輪に十分加重をかけられるように、下り時のポジションを修正しないとダメ。
ということで、夏はバイクに慣れるので精一杯になりそう。あと3回くらい行かないとセッティングが出ないわ。

2010年7月25日

僕の夏休み@金比羅尾根

本日(7/24)もMTBで金比羅尾根へ。先日、タイヤをパンクさせて十分に乗れなかったので、リベンジという事で。

本日の機材
いつものSurly 1x1を投入。玄武さんから連絡があって、ニューバイクが完成したそうな。来週にシェイクダウン予定。えっへっへ。夏に間に合った!!これで、シングル・フルリジッドの生活ともオサラバできる!

今回は、先週のライドでタイヤのサイドウォールを切ってしまったので、新しいタイヤを投入。今回投入したタイヤはKENDA Excavator 2.1 DTC。フリーライド系のタイヤの中では、グリップ力よりも転がり抵抗を重視したモデルになる。タイヤのグリップ力は Nevegal DTC > Blue Groove DTC > Excavator DCTの順番だそうな。ブロックパターンはこんな感じ。かなりゴツい。
本日の金比羅尾根
金比羅尾根のコンディションは、ドライでもなくウェットでもない、完璧なコンディションだった。ハイカーも5人にしか合わなかったし。ただ、気温が高くて風もないので、汗がハンバじゃない。脱水症状にならないように大量に水を飲んだので、4時間で3リットルほど飲んでしまった(これが後々のトラブルを招くのだが…)

金比羅尾根では、先週に出会ったMTBerにまた遭遇した。つーか、別のパーティにも遭遇したし、面子が固定されてしまった感じだ。皆さんMTBが好きなんだなぁ。やっぱMTBっていいよね。

KENDA Excavatorのレビュー
KENDA small block eight 2.1 DTCと比較して、Excavatorは、
  • 直線での漕ぎは圧倒的に重い。反面、ブレーキは圧倒的に利く。
  • カーブでのグリップ力十分信頼性がある。DTCの恩恵を感じやすい。
  • タイヤの実際の太さはsmall block eightと変わらない。
要するに漕ぎが重くて、ハイグリップだということ。特に、カーブでの安定性は圧倒的にExcavatorが上。それに、ブレーキが生み出した制動力を確実に地面に伝えている感じがする。small blockのときは、ブレーキをしたときにタイヤが逃げる感じがして、ブレーキに対してタイヤが負けている感じがした。正直、金比羅尾根程度のダウンヒルならば、オーバースペックかもしれない。

1点だけ注意。通常、タイヤにはオゾンや紫外線による、ゴムの劣化を防ぐためのワックス成分が含まれている。初めて使うタイヤは成分が表面に寄っているため、グリップ力が劣るそうだ。今回も、走り始めはあまりグリップしなかったが、しばらく乗っているうちにグリップ力が増えて来て、安心してブレーキを引く事ができるようになった。ちょっとビビったぞ。

さぁて。来週は新バイクのシェイクダウンだ。シェイクダウンは、金比羅尾根にするつもり。シングル・フルリジッドと比較してどうなるかが凄く楽しみだ。調子こいて怪我をしないようにしないと。

2010年7月23日

キャメルバッグのチューブの栓

キャメルバッグのハイドレーションパックに付属する飲み口は、ちょっとした衝撃で水が漏れやすい。先日も電車の中で荷物を網棚に置いた拍子に漏れてしまい、頭から水を被ってしまった。そんなこんなで、何とかならないかなと思っていたら、先週山に行ったときに出会った人に、ハイドレーションパックの飲み口に栓をするオプションがあることを教わった。で、買ったのがコレ。
800円なり。安っぽいよなぁ。どう考えたって400円だろう。

2010年7月21日

タイヤが裂けてた

先日のトレイルでのパンクで、タイヤのサイドウォールが1.5センチくらい裂けてしまっていた。シングルフルリジッドだから、そんなに飛ばしてるつもりはなかったんだけどな。つーか、パンク修理してるときに気づけよ、俺!
とりあえず、裏からタイヤチューブの切れ端でも貼付けて、街乗り用として使うつもり。山用には、KENDA Blue Groove 2.1 DTCでも入れるか。前後で12000円か。ハンドルバーを変えようと思ってたけど、来月に持ち越しかな。

そもそも、今期は機材の故障が多すぎる。クランク死亡、チェーンリングボルトの脱落が2回、フロントブレーキのゾンビ化、フリーホイール固着、サイドウォール切れ、パンクが4回。半年でこれだけの消耗かよ。なんだか泣けてくるわ。MTBってコストパフォーマンスが悪い趣味かも。まぁ、新しいパーツを買う言い訳になるから半分は嬉しいんだけどね。

2010年7月19日

梅雨明け?ライド@金比羅尾根

海の日の3連休。この時期に「国民の祝日」を割り当てた役人様は天才だと思う。なぜなら、7月の後半は、梅雨が終わり、小中学生は夏休みに入り、夏のボーナスの時期でもある。誰だって、これだけ条件がそろってしまえば遊ぶだろう。残念ながら、気象庁の発表によると、関東地方の梅雨は開けていないらしいが、天気予報を見ると、完全に晴れるようだったので、バイクに乗る事にした。行き先は、先日マッドコンディションで苦労した、金比羅尾根にした。

本日の機材
新しいバイクがまだ納品されないので、Surly 1x1を投入。金比羅尾根程度ならば、問題は無いだろうと判断。ギア比は2.0。登りは絶望的だが、登り返しは根性で何とかなるだろうと。さすがにフルリジッドにも慣れて来たので、丁寧に抜重をすれば、多少のギャップなら降りなくても全然問題イケる。

先日の高水山のライドで不調だったフロントのディスクブレーキだが、ディスクローターを掃除、パッドの掃除、ピストン掃除&調整、フルード交換で、何とか普通に走れるくらいになって来た。多少の不安は残っていたが、とりあえず今の機材で行く事にした。

始発で武蔵五日市へ

朝の3時に起きて、自宅を出発。東京駅から4:37発の中央線快速 - 高尾行きに乗る。電車はもちろん座れたが…意外と徹夜で飲んでいた(らしい)人が沢山乗っていて、電車の中がゾンビだらけになっていた。立川で武蔵五日市行きに乗り換えて、武蔵五日市には6時過ぎに到着。そこから機材を準備して、7時前に行動を開始した。

日の出山下にて

いつものように、舗装路からのアプローチを仕掛ける。前半は登れるが、後半は完全に押しになる。ひたすらバイクを押して8時頃に日の出山下の分岐点に到着した。

分岐点では、後から登って来たMTBerと機材の話で盛り上がる。彼のバイクはEllsworthのフルサスとFOXのTALAS 140 RLが激シブのバイクだった。私のバイクは、シングルでフルリジッド…この格差は何よ…で、マッタリ話していたら、下からまた1台登って来たのは、MTB歴15年の超ベテランさんだった。しかも機材はVoodoo BIZANGOで95年モデルらしい。この頃のVoodooは丹下のプレステージを使って、日本国内で製造していたような…かなり羨ましいフレームだった。こういうバイクとのつきあい方もいいなと思った。

お楽しみの下り
トレイルコンディションは全く問題なし。所々ぬかるんでいる場所はあるが、泥を跳ね上げるほどではない。乗車率はシングルスピードでも90%近くになる。シングルじゃなければ100%乗れるだろう。

あまりにもコンディションが良かったので、快調に飛ばしていたら…リアタイヤから嫌な音が…パンクだった。リアの空気圧は少しだけ下げ目で2.0気圧程度にしておいた。うーん、やはり、リアのデッドラインは2.5気圧ぐらいかな。

で、早速修理に取りかかったが、その場ではどこから漏れているか分からなかったので、予備のチューブに交換する。今回は新しく、シュワルベのチューブを投入した。新しいチューブの直径は、パナレーサーのチューブと比べると、格段と小さい。おそらくパナレーサーのスタンダードチューブの半分程度だ。以前、聞いた話ではシュワルベのチューブは、ブチルゴムの含有量を増やしているからゴムの弾力性が高く、幅広いタイヤ幅に対応できると言う事だった。パッケージにも、幅1.75 - 2.3と書かれていたので、問題は無いと思うが、ちょっと心配。

結局、修理に20分を費やして、問題無く復帰。そこから20分程で金比羅公園に到着。この時点では、フロントブレーキには問題は無かったが、ここからの半舗装路の高速ダブルトラックでフロントブレーキが死んだ。勘弁してくれ、一番重要な場所なのに。やっぱシマノのメタルパッドはダメだなぁ。レジンだと問題ないのに。

川で洗濯
下山したら、タイヤの泥を落とすために、武蔵五日市の駅から南下して秋川の川辺へ。川の中へバイクを浸けて適当に泥を落とす。ついでに自分も川に入って天然の水風呂に入る。下山したときは、10時台だったので、しばらく河原で本を読んだり服を乾かしたりして、過ごした。川で泳いだのは小学生以来だと思う。一応、まだ泳げました。次回は絶対に海パンと水中眼鏡とサンダルを持ってこよう。


調子に乗って川で遊んでいたら、背中を真っ赤に日焼けした。日焼けでこんなに焼けたのは小学生以来かも。日焼け跡で炎症を起こしている部分って、日光が当たるだけでも痛いんだね。1日開けた今日になって症状が悪化して、ものすごく後悔した。そういえば、学生のときに日焼けのし過ぎで入院した後輩がいたような。さすがに水ぶくれにはなっていなから大丈夫だと思うが、少し心配。今週は風呂が辛そうだ…

2010年7月13日

名栗方面でトレイルライド(6/21)

6/21。天気は微妙だったが、奥多摩まで山サイに行ってきた。本日のコースは、青梅線軍畑駅→湯基入→黒山→岩茸石山→高水山→軍畑。本当は軍畑→常福院→高水山の定番ルートにする予定が、欲張って遠回りしてみた。

今回の機材
今回もSurly 1x1を投入。ギア比は2.0。どうせ登りは担ぎになるだろうと開き直った。あぁ、早く新バイクが納品されんかのぅ。フルリジッド&シングルは地獄ですよ。

写真は東京駅で輪行バッグに入れたMTB。重量は12, 3キロくらい。ちょっと歩くくらいなら全然問題ない重さだが、自動改札とエスカレーターは結構辛い。ちなみに、後ろに写っているのはバックパックとヘルメット。
いろいろと後悔しました
軍畑の駅から北へ。そこから、名栗方面まで舗装路のアップダウンが続く。林道の入り口は温泉宿の「大松閣」の裏から入って行く。この林道は、「なちゃぎり林道」と言って、オフロードバイク(モーターサイクルの方ね)では結構有名な道。林道に入るまでに、5台くらいKTMに抜かれた。エンジンつきはかなりうらやましいぞ!!

40分くらい登って、ここがトレイルの入り口。なんだか暗いし…道があるのか?やっぱ、この先の尾根道を使う方がいいかなと思ったが…登りました。
えー。後悔しました。とにかく急な登りなので、乗車率は0%。こうなるとバイクはクソ重い単なる荷物。ガスってるし、倒木も多いし、暗いし、道は荒れ放題だし。MTBを担いで登るのはオススメしない。やっとこさ権次入峠(ゴンジリ峠)に着くと既に昼過ぎだった。MTB担いで3時間。かなり後悔した。

権次入峠→黒山→岩茸石山
乗車率20%。シングルで来たせいもあるが、上り返しがキツいし、岩と木の根が多いのでライン取りがひじょうに難しい。道も枝や倒木が多く、ほとんど担ぎになってしまった。この時点で体力を消耗しきって水も底をついたので、写真はナシ。岩茸石山には、一歩登るごとに悪態をつきながら登る。つーか斜面急すぎ。10回くらいバイクを捨てようかと思ったぞ。

岩茸石山→高水山→軍畑
岩茸石山から高水山までは、乗車率80%の極上のダウンヒルが続く。ほとんど乗れたので、15分で高水山下の分岐に到着。この時点で15時をぎていたのでタイムアウト。高水山には登らずに常福院を経由して車道で帰ることを決断。せっかく4時間もバイクを担いだのに、舗装路で下るってのは寂しいのう。でも、山は日が落ちるのが早いのでしかたがない。ちなみに、常福院の前の坂で飛ばしていたら、木の根に引っかかってジャックナイフ(前転とも言う)をメイク。左足の脛と大切な所を強打してのたうち回った。

車道のダウンヒルは速度が出て気持ちいい。でも、フロントブレーキが調子悪くなって、地獄のダウンヒルに変わる。シマノのメタルパッドは、ブレーキダストが溜まってくると、全く利かなくなる。水をかけるとダストが落ちて効きが復活するというアホ仕様だったりする。もしかすると、BRAKINGのウェーブローターとシマノのメタルパッドの相性は悪いのかもしれない。

軍畑駅にて
軍畑の駅で自転車を収納してたら、フレンチカナディアンの集団に写真を取られまくった。輪行が珍しかったらしい。最初フランス語で話してたからビビったけど、英語も普通に通じたし、(かなり)ノリのいい人たちで良かった。アイスの一気食いして、トイレに行っていて、電車に乗り遅れてたりして、リアルでドリフのコントになってて吹き出しそうになった。

今回学んだ事
  • 水は多めに持って行く方がいい。(今回は4リットルを消費した。途中で1回の補給。)
  • ちゃんと等高線を読んでルートを決めるべし。
  • フレンチカナディアンは美人が多くノリがいい。

2010年6月15日

ハイドレーションパックを買った

梅雨は嫌いです
これから梅雨に入り微妙に自転車に乗れない時期が続く。こんなときは、自転車のメンテでもして時間を潰すのが普通の自転車野郎の定石。というのは、ヌルい奴の事で、真の自転車乗りは雨でも関係無く乗る。もちろん私はヌルい奴に分類されるので、摩耗したディスクブレーキのパッドでも交換しようかと思い、部品を買いに自転車屋に足を運んだら... DAKINEのカッチョいいハイドレーションバッグを発見!
MTBの場合、フレームにボトルを付けると振動で落下してしまったり、泥で汚れてしまったりして使い勝手が悪い。だから、最近はバックパックに点滴のパックみたいなものを入れて、そこからチューブを使って水を飲むのが流行っている。

「そうだよ。俺、ハイドレーション系は持って無いじゃん。買っちゃえYo! ボトルゲージなんて今時ダサいYo! 持ってないと夏になると死ぬぞ! つーか、このまえの山サイでケージを曲げたじゃんorz...」とか思ったけど、今月は色々出費がかさんだもんで却下。

つーか、こんな高い(20000円くらいする)の買わずに、中身のパックだけ買って、今のバックパックに入れればいいじゃん。ってことで、その足で向かいの、さかいやスポーツに直行。Camel bakのOmega Resever 3.0Lをゲットした。価格は5000円くらい。Camel bakは日本ではモンベル系列が代理店になっているので、モンベルに強いお店ではたいてい在庫があるし、補修部品も手に入りやすいので安心だ。

ハイドレーションパックの弱点
早速ちょっと暑い日にさっそく試してみた。何となく荒川の河口から、浦和の親戚の家まで往復60kmくらい。シングルスピードでギア比2.0というアホ機材で出発。山で登れない、平地で進まない。シングルスピード不便過ぎw

で、ハイドレーションパックだけど、やっぱボトルに手を伸ばさなくても水が飲めるってのはいいね。チョビチョビ飲むから喉が渇いたって感じはしないし、ボトルを落とす帰恐怖心も無い。

でも意外と欠点も気になった。とりあえず、思いつくままに書くと....
  • 重い
    3リットルの水を背負うのはかなり疲れる。行程に応じた量を入れるのがいいだろう(結局、半分以上余ったし...)。
  • 残りの量が解らない
    バックパックに入っているから、残りの水量が把握できない。最近はフローメーター付きのものがあるらしいが...
  • 掃除が面倒
    ホースの掃除が面倒。とりあえず、スポンジを小さく切って箸で押し込んだりして対応している。
写真は乾燥中のOmega Reserver。ハンガーを曲げて、中を開けるようにして吊るしているが、2日経っても乾かない。皆さん、どうやって乾かしているんだろう。ひっくり返した方がいいのかな。
まぁ、いろいろ不満はあるけど、ボトルを使うよりは全然快適。おおむね満足。もうボトルには戻れないな。

2010年6月9日

奥多摩でMTB

久しぶりの休暇
2010/5/31。仕事も一段落して休みも取れたので、久しぶりに自転車で輪行ツーリングでもしてみようかと思いついた。奥多摩に行くか鎌倉に行くか迷ったが、奥多摩にした。舗装路を走るのはもう飽きた。

心配事は前日の雨
前日は曇りのち雨の微妙な天気だったが、当日は気温が25度を超える快晴だった。前日の雨の影響が気になったけど、南側の斜面は日当りがいいから問題無いだろうと判断してトレイル行きを決行した。(これがマチガイの元だったのだが...)

朝の6時に自転車に乗って自宅を出発。東京駅まで自転車に乗って、東京駅で自転車を分解して輪行バッグに詰める。7時に中央快速に乗って、サラリーマンや学生の冷たい視線を感じながら、9時頃にJR武蔵五日市駅に到着。たった2時間で山に到着。輪行ありがたやー。

当日のコースと機材
当日は、武蔵五日市→日の出山→金比羅尾根→武蔵五日市の周回コースにした。順調に行けば1週で4時間程度のショートコースだ。登りは80%が舗装路で下りは100%山道。裏技として、御岳駅からケーブルカーを使って登りをスルーするルートもあるが、コースの割に時間もあるので、ちんたら登る事にした。

本日のバイクはSurly 1x1。男らしくシングルスピードのフルリジッド。このバイクはいつもは通勤用でギア比が2.8前後だが、山用にチェーンリングを交換してギア比を32 / 16 = 2.0にした。本当は32 / 20 = 1.6程度にしたかったが、20丁くらいのボスフリーを買わなきゃならないので却下。急に思いついたので、準備できなかったし。本当は4月にオーダーした新車で出かけたかったのだが、HaddleyのDH 15ハブが入荷しないので納品待ち。仕方なく1x1で行く事にした。
写真は登りの最中に見つけた水場。もちろん水は飲める。水筒には自宅の水道水を入れてきたのだが、その味の差に愕然とした。ウマイ!もちろん中身を入れ替えた。頭も洗った。

お待ちかねの下りのはずが
シングルスピードだから登りはキツい。ほとんど押して登る事になった。最後の日の出山下の分岐点までのクソ長い登りをクリアすると、バイクを置いて徒歩で日の出山の山頂へ向かう。休日はものすごい人で賑わう山頂も、さすがに平日なので、自分を含めて4人しかいなかった。やっぱ山はこうでなくちゃね。山頂で昼食を食べて体が冷えないうちに出発。

ここからは楽しいダウンヒルだ!って思いたかったが、速攻で壁にブチ当たる。路面が緩い。前日の雨の所為でネチョネチョでグリップが利かない。しかもタイヤはXC用のドライ用のKENDA Smallblock Eight 2.1 DTC。カーブではアンダーステアで滑落しそうになるわ、気の根っこはツルツル滑るわ、タイヤは泥詰まりでグリップしないわ、ブレーキはすぐロックするわ、で散々だった。この山が低山でなければ、滑落して確実に死んでたな。
写真は金比羅尾根で休憩したときのもの。タイヤにドロが詰まりしすぎ! ちなみにここまでにすれ違ったハイカーは1名のみ。普段はすれ違うときに「こんにちはー!」とか言うだけで喉が痛くなるくらい人がいるのに。やっぱ平日は最高だわ。

結局、コケること6回(その内1階は、一人フロントフリップ)の痛い学習をして金比羅尾根から金比羅公園→武蔵五日市へ。やっとこさゴール。

武蔵五日市駅にて
駅のコンビニでコーラとチョコレートを買って休憩。駅前に止めた自転車をシゲシゲと眺めると....すげー汚ねえ!!泥を持って帰っても仕方ないので、乾燥するまで地元のお婆さんと世間話をしながら休憩。
つーかチェーンリングボルトが2本もどっかに行ってるし。岩にヒットしたときにピキーンって音がして飛んで行ったのはアレだったのか。。。チェーンリングは4本のボルトで止めているから、残りの2本を対角線上に設置して応急処置。残り2本もグラグラだったし、よく走行中にチェーンリングが外れなかったな。

1時間ほどかけて休憩&掃除&輪行バッグに収納して、武蔵五日市から東京駅へ。電車の乗り継ぎに失敗して帰って来たのは6時ごろ。久しぶりの輪行ツーリングはちょっと路面がアレだったけど、十分楽しめた。

今回はフルリジッドで山に行ったけど、案外イケるんじゃないかと思った。サスつきの場合は路面追従性は高いけど、挙動のダイレクト感が失われてバイクの限界が把握しにくい。フルリジッドの場合は、挙動がダイレクトな分だけ、コケる前に限界を察知できて、事前に回避行動を取る事ができる。その回避行動もダイレクトに応答する。ドロだらけの路面だったけど、意外とフルリジッドだったせいでマトモに乗れたのかもしれない。コレはコレで全然アリだなと思った。

あとは、ギア比を1.6程度にして登れるようにして、タイヤをKENDAのNevegal 2.3 DTCみたいなのフリーライド系にして空気圧を下げ気味にすれば、グリップも泥はけも良くて快適なシングルスピードバイクに仕上がるんじゃないかな。

つーか、オーダーしたバイクが早く納品されないかな。今シーズン終わっちゃうよ!!