2010年6月15日

ハイドレーションパックを買った

梅雨は嫌いです
これから梅雨に入り微妙に自転車に乗れない時期が続く。こんなときは、自転車のメンテでもして時間を潰すのが普通の自転車野郎の定石。というのは、ヌルい奴の事で、真の自転車乗りは雨でも関係無く乗る。もちろん私はヌルい奴に分類されるので、摩耗したディスクブレーキのパッドでも交換しようかと思い、部品を買いに自転車屋に足を運んだら... DAKINEのカッチョいいハイドレーションバッグを発見!
MTBの場合、フレームにボトルを付けると振動で落下してしまったり、泥で汚れてしまったりして使い勝手が悪い。だから、最近はバックパックに点滴のパックみたいなものを入れて、そこからチューブを使って水を飲むのが流行っている。

「そうだよ。俺、ハイドレーション系は持って無いじゃん。買っちゃえYo! ボトルゲージなんて今時ダサいYo! 持ってないと夏になると死ぬぞ! つーか、このまえの山サイでケージを曲げたじゃんorz...」とか思ったけど、今月は色々出費がかさんだもんで却下。

つーか、こんな高い(20000円くらいする)の買わずに、中身のパックだけ買って、今のバックパックに入れればいいじゃん。ってことで、その足で向かいの、さかいやスポーツに直行。Camel bakのOmega Resever 3.0Lをゲットした。価格は5000円くらい。Camel bakは日本ではモンベル系列が代理店になっているので、モンベルに強いお店ではたいてい在庫があるし、補修部品も手に入りやすいので安心だ。

ハイドレーションパックの弱点
早速ちょっと暑い日にさっそく試してみた。何となく荒川の河口から、浦和の親戚の家まで往復60kmくらい。シングルスピードでギア比2.0というアホ機材で出発。山で登れない、平地で進まない。シングルスピード不便過ぎw

で、ハイドレーションパックだけど、やっぱボトルに手を伸ばさなくても水が飲めるってのはいいね。チョビチョビ飲むから喉が渇いたって感じはしないし、ボトルを落とす帰恐怖心も無い。

でも意外と欠点も気になった。とりあえず、思いつくままに書くと....
  • 重い
    3リットルの水を背負うのはかなり疲れる。行程に応じた量を入れるのがいいだろう(結局、半分以上余ったし...)。
  • 残りの量が解らない
    バックパックに入っているから、残りの水量が把握できない。最近はフローメーター付きのものがあるらしいが...
  • 掃除が面倒
    ホースの掃除が面倒。とりあえず、スポンジを小さく切って箸で押し込んだりして対応している。
写真は乾燥中のOmega Reserver。ハンガーを曲げて、中を開けるようにして吊るしているが、2日経っても乾かない。皆さん、どうやって乾かしているんだろう。ひっくり返した方がいいのかな。
まぁ、いろいろ不満はあるけど、ボトルを使うよりは全然快適。おおむね満足。もうボトルには戻れないな。

2010年6月9日

奥多摩でMTB

久しぶりの休暇
2010/5/31。仕事も一段落して休みも取れたので、久しぶりに自転車で輪行ツーリングでもしてみようかと思いついた。奥多摩に行くか鎌倉に行くか迷ったが、奥多摩にした。舗装路を走るのはもう飽きた。

心配事は前日の雨
前日は曇りのち雨の微妙な天気だったが、当日は気温が25度を超える快晴だった。前日の雨の影響が気になったけど、南側の斜面は日当りがいいから問題無いだろうと判断してトレイル行きを決行した。(これがマチガイの元だったのだが...)

朝の6時に自転車に乗って自宅を出発。東京駅まで自転車に乗って、東京駅で自転車を分解して輪行バッグに詰める。7時に中央快速に乗って、サラリーマンや学生の冷たい視線を感じながら、9時頃にJR武蔵五日市駅に到着。たった2時間で山に到着。輪行ありがたやー。

当日のコースと機材
当日は、武蔵五日市→日の出山→金比羅尾根→武蔵五日市の周回コースにした。順調に行けば1週で4時間程度のショートコースだ。登りは80%が舗装路で下りは100%山道。裏技として、御岳駅からケーブルカーを使って登りをスルーするルートもあるが、コースの割に時間もあるので、ちんたら登る事にした。

本日のバイクはSurly 1x1。男らしくシングルスピードのフルリジッド。このバイクはいつもは通勤用でギア比が2.8前後だが、山用にチェーンリングを交換してギア比を32 / 16 = 2.0にした。本当は32 / 20 = 1.6程度にしたかったが、20丁くらいのボスフリーを買わなきゃならないので却下。急に思いついたので、準備できなかったし。本当は4月にオーダーした新車で出かけたかったのだが、HaddleyのDH 15ハブが入荷しないので納品待ち。仕方なく1x1で行く事にした。
写真は登りの最中に見つけた水場。もちろん水は飲める。水筒には自宅の水道水を入れてきたのだが、その味の差に愕然とした。ウマイ!もちろん中身を入れ替えた。頭も洗った。

お待ちかねの下りのはずが
シングルスピードだから登りはキツい。ほとんど押して登る事になった。最後の日の出山下の分岐点までのクソ長い登りをクリアすると、バイクを置いて徒歩で日の出山の山頂へ向かう。休日はものすごい人で賑わう山頂も、さすがに平日なので、自分を含めて4人しかいなかった。やっぱ山はこうでなくちゃね。山頂で昼食を食べて体が冷えないうちに出発。

ここからは楽しいダウンヒルだ!って思いたかったが、速攻で壁にブチ当たる。路面が緩い。前日の雨の所為でネチョネチョでグリップが利かない。しかもタイヤはXC用のドライ用のKENDA Smallblock Eight 2.1 DTC。カーブではアンダーステアで滑落しそうになるわ、気の根っこはツルツル滑るわ、タイヤは泥詰まりでグリップしないわ、ブレーキはすぐロックするわ、で散々だった。この山が低山でなければ、滑落して確実に死んでたな。
写真は金比羅尾根で休憩したときのもの。タイヤにドロが詰まりしすぎ! ちなみにここまでにすれ違ったハイカーは1名のみ。普段はすれ違うときに「こんにちはー!」とか言うだけで喉が痛くなるくらい人がいるのに。やっぱ平日は最高だわ。

結局、コケること6回(その内1階は、一人フロントフリップ)の痛い学習をして金比羅尾根から金比羅公園→武蔵五日市へ。やっとこさゴール。

武蔵五日市駅にて
駅のコンビニでコーラとチョコレートを買って休憩。駅前に止めた自転車をシゲシゲと眺めると....すげー汚ねえ!!泥を持って帰っても仕方ないので、乾燥するまで地元のお婆さんと世間話をしながら休憩。
つーかチェーンリングボルトが2本もどっかに行ってるし。岩にヒットしたときにピキーンって音がして飛んで行ったのはアレだったのか。。。チェーンリングは4本のボルトで止めているから、残りの2本を対角線上に設置して応急処置。残り2本もグラグラだったし、よく走行中にチェーンリングが外れなかったな。

1時間ほどかけて休憩&掃除&輪行バッグに収納して、武蔵五日市から東京駅へ。電車の乗り継ぎに失敗して帰って来たのは6時ごろ。久しぶりの輪行ツーリングはちょっと路面がアレだったけど、十分楽しめた。

今回はフルリジッドで山に行ったけど、案外イケるんじゃないかと思った。サスつきの場合は路面追従性は高いけど、挙動のダイレクト感が失われてバイクの限界が把握しにくい。フルリジッドの場合は、挙動がダイレクトな分だけ、コケる前に限界を察知できて、事前に回避行動を取る事ができる。その回避行動もダイレクトに応答する。ドロだらけの路面だったけど、意外とフルリジッドだったせいでマトモに乗れたのかもしれない。コレはコレで全然アリだなと思った。

あとは、ギア比を1.6程度にして登れるようにして、タイヤをKENDAのNevegal 2.3 DTCみたいなのフリーライド系にして空気圧を下げ気味にすれば、グリップも泥はけも良くて快適なシングルスピードバイクに仕上がるんじゃないかな。

つーか、オーダーしたバイクが早く納品されないかな。今シーズン終わっちゃうよ!!